中国のテレビ番組事情

今日は久しぶりに中国事情について書いてみたいと思います。今日のテーマは「テレビ番組」です。

上海では6チャンネルぐらい見ることができます。香港のテレビ番組も少しだけ見られます。（高額ですが契約すると日本の番組を見ることはできます。我が家はその契約はしていません。）

上海に住んで初めてわかったことですが、中国には歌番組、バラエティーなどがなく、ほんとに退屈なテレビなので家にいてテレビを見る習慣はなくなりました。また、中国は芸能人の露出度が低いので、実際に大陸在住の芸能人は見ることがなく、恐らく芸能人は輩出されないような仕組みになっていると思います。なぜかはわかりません。

それから、香港のテレビ局のたまにある歌謡番組は、ほとんど台湾の芸能人か香港の芸能人が出演しているだけで、いったい何が流行しているのかさえわかりません。王力宏や周杰伦のような人気スターもほとんどでてきません。一年に数回見られればいいほうです。

通常は、ニュースかドラマが延々と放送されるだけです。特にドラマは1日中同じタイトルのどらまを放送していて、続きを見るのにはテレビに張り付いていなければなりません。そんなことできないので、聞いた話ですが、テレビは見ないでインターネットでドラマを見ているそうです。

私も語学の勉強のためにドラマを見ます。たまたま先日日本でも放送された「蒼穹の昴」もやっていたのですが、連日深夜の放送と言うこともあって（１話から１０話までノンストップ放送）、ほとんど見れないままに終わってしまいました。

何でも自分が体験してみないとわからないこともあるなと思っていましたが、中国には日本のような「お茶の間の娯楽」と言う文化は存在しないのだと、つくずく感じた今日この頃でした。

コメント 2

これが中国で実際に暮らしている人の生の声です。観光客とは皮膚感覚が違います。私も以前にアメリカで暮らす日本人が現地で作った新聞に携わったことがありますから理解できます。

ここが貴重なことなのです。表の話ではなく路地裏の人間の営みの話を絶えず聞きたいと思います。
by toshiro (2010-04-01 08:24) 

toshiroさんへ
コメントありがとうございます！
閉鎖された社会というのは、中にいる人にはわからないものです。よそ者の意見も大事だと思います。
長い文章を読んできたいただき、ありがとうございました。
by youji (2010-04-01 10:09)