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つり銭から読めるかな [心のつぶやき]
現金をいじっていると世の中の流れがよくわかります。特に商品を売って小銭を扱うところでは、見えないけど、結構深いところまでわかるものです。
レジのお仕事には「両替」が必ず付いてまわります。つり銭の準備金です。これは国がいつ・どのくらい新札や硬貨を発行したか、わずかではありますが感じることができます。それは、両替のときに新品が混ざる割合が変わってくるので(またはすべて新品)わかるのです。また、あの、2000円札がでまわらなかった理由も両替のときに準備しなかったからだとも考えられるでしょう。
さて、今回は「1元札と1元硬貨」について書きたいと思います。
同じ1元
まず、1年前までは上海ではめったに一元札を見ることはありませんでした。一方で北京ではコインを見ることはほとんどありませんでした。(北京に行ったときはコインの存在さえ知らなかった。)南の人と北の人の好みが別れていたともいえますが、お金に好みがあるっていうことは日本では考えられないことですよね。
それがここ数ヶ月にちょっとした変化が見られました。特に今月からは上海でも「札」の方を手にする機会が多くなりました。上海では数ヶ月前までは札といえばボロボロで色もすっかり変わったようなのは見たことがありますが、新券で見るのはここ最近の話です。明らかに新券が増えています。
そして、このように出回っているということは、先ほど述べたように、「釣銭用」に一元札を用意するようになったからでしょう。(日本円は1元は13円ぐらいです。)
また、製造するには金属より紙の方がコストが押さえられるし大量発行が可能です。そういう理屈かどうかはわかりませんが・・・。これからは硬貨よりも紙幣の比率が高くなるのかと思います。
硬貨を使い慣れた上海の人たちは慣れない紙幣を先に使いたがり硬貨を手元に置こうとするでしょうが(私もそうですが)、いずれは紙幣が硬貨に取って代わる日が来るのかどうか、外国人として見守りたいと思います。
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